ランチ時、隣のテーブルで食事をしていた四人組のオジサマ達が大声で話している会社の悪口が私の耳に入ってきて、うんざりしてしまいました。そんなことばかり話していても仕方ないのに…と思ってしまいます。

しかし、そういう私も会社に勤めていた頃は同じでした。いや、先日の人たち以上に上司や会社、世の中のことについて文句ばかり言っていた気がします。

ところが…!
今は(ほぼ)愚痴も悪口も言わなくなった気がします。なぜでしょう?

思うに、サラリーマンは不満があっても自分では変えられないので、そのハケ口として愚痴になってしまうのかも知れません。上司を自分で変えることはできませんし、会社の体制や考え、方針を変えることも至難です。そうすると愚痴をいう以外にないのです。

一方、今の私は零細企業と言えども社長です。自分ですべてを変えることが出来ます。気に入らないことがあるのなら自分で変えればいいだけの話ですし、自分で変えることができないのなら、それは自分のせいであり、文句を言う相手もいません。そうなると愚痴を言うこともなくなってしまいます。

恐らく、規模の大小を問わず、社長であれば皆さん同じではないでしょうか?その代わり、社長ならすべてに対して責任を負う必要があります。

つまり、もしそれが嫌なら、やはり仲間と愚痴で盛り上がるしか選択肢がないのだと思います。

しかし…それがストレス発散の方法であり、楽しみなら良いような気もします。ストレスがない仕事など、存在しません。酒やたばこに依存したり、犯罪に走ったりするなら、愚痴っている方がよっぽどマシですね。