Microsoftは2月28日、Skypeを廃止にすると発表しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f70218de32c2e99419e04be08403fd1eb36a6c7
これって…かなり衝撃です。
Skypeは20年前にルクセンブルクでスタートしたWEB会議の草分けです。その後、Microsoftが買収してニュースになりました。これが出た当時、私はフランス企業の日本支社に勤めていて、いち早く使い出しました。これまで高い国際電話回線を使って海外拠点の人たちとビデオ会議、または音声のみの電話会議をやっていたことと比べると、この無料ビデオ会議システムは超・超画期的でした。
しかも、電話回線を使ったビデオ会議や、電話会議専用スピーカーを使った会議と違い、ネットにつながったパソコンさえあれば場所を問わず参加できたので、当時にしてみたら時代が一気に変わったというくらいの進歩でした。
今でもハッキリ覚えているのは仕事でロンドンに向かう飛行機の中で、機内Wifiに接続し、Skypeを使って東京、香港、ロンドンの人たちとWEB会議をしたことです。みんなで、「これこそテクノロジーの進化だな!」と言って感激したものでした。
その後…スマホ時代になって日本ではLINEが爆発的に普及し、個人レベルのビデオチャットはLINEで行うようになりました。そして、ビジネスではSkypeより更に便利で使いやすいZOOMが登場し、一気に広まりました。それと前後してMicrosoftのTeamsやGoogleのMeetsなども登場、同じタイミングでコロナ騒動が起こり、これらの最新ツールが一気に広まりました。それに伴いSkypeは利用者数が激減したはずです。そういえば、私も4-5年前からしばらく使っていませんでした。そして、今になってMicrosoftとしてはSkypeとTeamsの二つを持つ必要がなくなったのだと思います。
もちろんSkypeがなかったとしても今のZOOMやTeamsは登場していたとは思います。しかし、何年も遅れていた可能性はありますし、少なくともWEB会議が普及する下地をSkypeが作ったことは間違いないでしょう。
時代が変わったことを痛感します。