あるビジネス講座で講師が冗談半分にそんなことを言ってました。本当に「一番多い」かどうかは定かではありませんし、そんな統計があるかも定かではありません。でも、日本企業で反省会という名目の会が多い事は確かでしょう。
実際のところは、何か失敗したときの「慰め会」や、別に失敗をしなくても何かのイベントの後などに「反省会」と題して単なる飲み会を企画するという方が一般的ではないでしょうか。
しかしこの「反省」という言葉は日本ではなぜか好かれる傾向にあり、「飲み会」とか「慰労会」とか呼ぶよりも「反省会」と呼んだ方が不思議と前向きな響きがあるようです。
それが、もし失敗の後で単に傷を舐め合うだけの目的なら、前向きどころか大いに後ろ向きですね。その一方で、失敗の原因を本当に追求するために反省会というのを開催するのであれば、それはとても前向きな事だと思います。
私の受けたビジネス講座で、ビジネスで成功の法則というのはケースバイケースであり、必ずしも共通しないものであり、逆に失敗の法則というのは多くの場合に共通しているため、これを学ぶ事はとても有意義な事だと教わりました。
反省会という名目の単なる飲み会であれば、それはそれでOKです。でも傷の舐め合いであれば即座に中止すべきです。
そうではなく、反省会で失敗の原因を徹底して分析し次につなげようとするのであれば、とても良いことだと言えるでしょう。