十数年前に米国のレストランをネット予約した時、前日に「明日ですよ。」という内容のリマインダーメールが自動送信されてきて、「よくできているな。」と思ったものでした。これによりネット予約にありがちな、うっかり忘れや無断キャンセルを未然防止する効果があるはずです。中には確認ボタンを押すように促すものもありました。

ところがですね…。

最近はレストランだけでなく、色々なサービスでリマインダーメールが来るようになりました。

まず仕事で頻繁に来るのはドメインやサーバーのリマインダー。特にドメインの方は6ヶ月も前から期日の当日に至るまで一定間隔で来ます。数えたことはありませんが、おそらく10回は来ているでしょう。私のところは会社として何百ものドメインを契約しているため、すざましい数が来るのです。それだけの量がくると、ほぼ、リマインド効果はありません。

また最近では飛行機予約のリマインダーメールが非常に沢山来るようになりました。

こちらの場合はメールだけでなくLINEやSMSなど多方向から飛んできます。二日前に始まり、搭乗の直前まで続きます。恐らく5-6回は来るでしょう。出張などで頻繁に乗る人は大変だと思いますし、こんなに沢山きていれば、出発時刻変更や欠航などの大事な通知を見落とす可能性が高いです。

リマインダーメールは送りすぎると効果が半減します。「ここぞ」という時に絞った方が効果的なのは間違いないはずです。