Facebookで結構バズっていたので私も興味半分に元文献をチェックしてみたところ、識学が3年前に発表したレポートでした。最近誰かが拾ってアップしてくれたのか、以前アップされたものが何らかの理由で復活したのかは知りませんが、話題にはなりやすいトピックだと思います。かつて「窓際族」といわて話題になったことと似ています。
大企業(従業員300人以上)の20-39歳の若手を対象とた調査で、勤めている会社に「働かないおじさんがいる」という回答が、何と49.2%もあったそうです。つまり、半分の大企業で何らかの「働かないおじさん」がいるというこですね….。
その「働かないおじさん」は、仕事をしないで休憩(タバコ、おやつ)などを繰り返す人、ぼーっとしている人、無駄話をしている人…などがいずれも40%以上回答されており、中には「寝ている」という回答もありました。しかも、寝ているが18%もありました。
一体、日本の大企業は何をやっているのでしょうか?
ここでは「おじさん」の定義はされていないものの、この20-30代の人たちが見る「おじさん」なので、恐らく50-60歳くらいなのでしょう。日本の大企業なら、年収が一番高い世代の人たちです。1,000万円+だっているはずです。その人たちが日中何もしていないままで放置されているというわけです。
出世レースから脱落しやる気を失った人たち、あとは定年を待つだけの人たち、など色々でしょう。世界でも稀なレベルで厳しい日本の労働法により、会社としてもこの人たちを簡単に解雇することはできません。それに甘んじている人が驚くほど多いわけです。
この人たちがいれば、会社の若い世代にも悪影響が行くのは間違いありません。
日本の生産性の低さをもっと問題視し、こういう人たちを簡単にクビにできるように制度を抜本改革することが必要ではないでしょうか?
(出典:2022年5月27日識学調査レポート「働かないおじさんに関する調査」)