今、日本の卵の黄身は、ほぼ全て黄身がオレンジ色です。その方が見た目がよく、味が濃いからでしょう。エサの配合で色を出していると聞いたことがありますが、もしかしたら鶏の種類自体がそうのように進化しているのかもしれません。
一方、米国で食べる卵は、ほぼ全て黄身がレモンのような薄い黄色です。放し飼いの鳥だけを使っているとか、契約農家から仕入れたこだわりの卵とか書いてあるような店でも、黄身の色はレモン色です。もちろん、色は薄くても卵らしい深い味があります。
似た話は肉にもあります。
日本では一般的に霜降りで柔らかい肉が最高とされています。一方アメリカでは赤身でやや歯ごたえが残る肉が好まれます。
どちらも文化の違いですね。
たったこれだけのことですが、日本と米国で思考が違う顕著な例です。
そう考えると、ホームページだってマーケティングだって同じです。日本で良いとされていることをそのまま翻訳するだけで米国で通じない事は多々あるものです。
海外展開する際は、言葉だけでなく、文化の違いまで考える事はとても重要なのです。