仲良しのバリスタさんから聞いた話です。その人がプライベートが旅行で行った京都のコーヒー店は、何と、こだわりのコーヒー豆を数種類、お客さんの希望を聞いてブレンドしコーヒーを淹れるそうです。

それってお客さんもバリスタさんならいいけど、普通の素人にとってハードル高くないかなと思ったところ、意外と店は混んでいると言うことでした。でもお客さんはほとんどインバウンドの人ばかりだったそうです。

なるほど納得です。

レストランでも同じです。欧米の高級レストランでは、日本のように決まったコースがない店もたくさんあるのです。前菜スープ、メイン、デザートなどを自分で好きに選んで組み合わせていく方式です。日本だとそういう店でも必ずコースメニューがあるものですが、全くないと言うこともよくあるのです。日本の場合逆にコースしかない店もたくさんありますね。寿司屋に行っても、あそこに行っても、今日のオススメはと聞いたり、もう全部お任せでと頼む人も多いでしょう。

こういうのって、欧米の人、特に米国系の人に好かれる傾向があると思います。

文化の違いだと思います。

学校教育の影響で、日本はあらかじめ決められた答えに従うのが得意な人が圧倒的に多く、その人たちは自分で何かを考え出したり、自由に考えたりすることは苦手なのです。反対に欧米、特に米国系の人は自分で自由に独自のものを作るのが好きで、決められたものを押し付けられるのが嫌な人が多いものです。

日本の回転寿司がインバウンドに人気で、定食屋にはイマイチ来ないのも同じ理由かも知れません。

海外マータティングの際にも参考になると思います。