アメリカ人の仲間に言われて気づいたのですが、日本ではカウンセリングがとても少ない気がするのです。
確かに、アメリカの映画やテレビドラマを見ていると、カウンセラーが登場するシーンが沢山あります。戦争で心に深い傷を負った人や何か大きな事件に遭遇して精神的なダメージを受けた人などが当然のようにカウンセリングを受けます。さらに、日常のちょっとした悩み事を抱える人や仕事の小さな失敗で落ち込んでる人などに対してもカウンセラーを紹介するようなシーンがあります。
聞いたところによると、日本で多くの人が医者や歯医者などのかかりつけ医師がいるように、米国では多くの人がかかりつけのカウンセラーというのを持っているようです。
文化の違いですね。
日本では悩み事を人に打ち明けず、自分で握り込む習慣があるのかもしれません。あるいは学校や職場の仲間は家族同然、先生や上司は親当然であり、どんな悩み事も気軽に打ち明けて相談してよい文化が昔からあるのかもしれません。
しかし、今の時代、学校も会社も割り切って通っている人が多いため、かつてのように仲間は家族で、先生や上司にはプライベートの悩み事まで相談できる…という人も少ないでしょう。
日本の文化が大きく変わった中、米国のように専門のカウンセラーが増えてくる可能性もありそうです。