先日新経済連盟のイベントに行って、注目のスタートアップ企業10社のミニミニプレゼンテーションを見てきました。どれも画期的な事業ばかりで、「その手があったか!これは大ヒットしそうだ!」と思うものばかりです。当然、そういうスタートアップが選ばれているのだし、審査員の人たちも「これはイケる!」と思ったものを選び抜いて登壇させたのだと思います。

考えてみれば本イベントに限らず将来有望なスタートアップを紹介したり表彰したりするイベントは沢山あります。私も何度となく見てきましたし、そのたびに「これは成功しそうだ。」と思ったものです。

しかしですね…。

その中で10年後に大成長しているところは、ごくわずかです。いや、それどころか、3年続かなかったというところも沢山あるようです。

どれも斬新な事業ばかりですし、アイデアだけ見ると将来大成功間違いなしと思ってしまうのですが、決してそうではありません。

どんなアイデアだって必ずライバルが出現しますし、成功の要素はアイデア以外にも人材や資金など無数にあり、それらをクリアしないとビジネスとして大成功することはありません。

いいアイデア=成功ではないのです。逆に陳腐なアイデア、どこにでもあるような新事業で成功している会社だって無限にあります。

他にない斬新な新規事業を開始するのであれば、それに加えて成功に必要な他の要因も同じくらいにしっかりと固めていくことが不可欠なのだと思います。