これは私たちの業界で頻繁に話題になることですし、お客様からも相談されることが頻繁にあります。
もちろん「どちらが良いか?」という問いは答えのないことです。それぞれ一長一短あるので、どちらも良いというのが正解でしょう。
さて、総合的に見るのはそれだけで本が一冊かけそうなことなので、単に時間だけで比較してみます。
一般的には企業のホームページが新規に公開されてから会社名で検索されるようになるには、1か月~6か月程度かかるといわれています。中には翌日から検索されることもありますし、1年後にやっとということもありますが、まあそれは例外と思った方でいいでしょう。さらに会社名という固有名詞ではなく、ライバルが多い一般名詞で検索結果の1ページ目に表示されるようになるには、やはり最低1年は必要なのです。
一方、広告は出した数分後から表示されます。正確には広告を設定し、お金を払い、Googleの審査が完了してからです。審査自体は数分~長くても1日程度で完了するので、実施的には「即」と言っても過言ではないでしょう。
つまり、新規公開したてのページで即集客を狙うのであれば、SEOとネット広告かという二者択一の中ではネット広告に軍配があがります。
但し…広告を出して「なれる」までしばらくの間は、費用がかさみ、広告運用が非効率になりがちです。Google広告自体も「Learning Period」と言ってPDCA(Plan Do Check Action)サイクルを繰り返しながら学んで改善していくため、配信などが最適化されるにはある程度の時間が必要なのです。また、ホームページ運営側も公開してから反響を見つつ、改善していくのが通常なので、やはりある程度の時間は必要です。
いずれにせよ、公開して即効ということは滅多にありません。ある程度の期間を考えて計画を立てることが不可欠です。
