日本のビジネスのことをよく知っている海外ビジネスマンの多くは、日本に対してこんな印象を持っているようです。とても的を射ていますね。

信頼しやすいのは、他国に比べて犯罪率が非常に低いからでしょう。レストランでテーブルにスマホを置いてトイレに行けるのは、見知らぬ人を信頼しているからこそできるのです。ネットなどでも、日本語のウェブサイトだと不思議な安心感があるのは、やはり同じ国民なら信頼できるという意識が強いことの裏付けです。

一方、疑いやすいというのは、上記の反対です。ウェブサイトに書いてあるのが正しい日本語なら信頼するものの、少しでも違和感のある日本語や機械翻訳的な日本語が書いてあると、それだけで「怪しい」と疑ってしまうのです。私だって同じです。

おかしな日本語表現がたくさん書いてあるショッピングサイトから商品を買おうとする人は、日本ではいないはずです。たったそれだけで、詐欺ではないかと疑ってしまう、疑いやすい文化があります。

信頼しやすいと言うのは、逆に信頼がとても大切だということを意味しているのです。そしてこの信頼を少しでも崩すようなことがあれば、すぐに何でも疑ってしまうことにつながります。

日本でホームページを使って集客したり商品を売ったりするときは、いかに疑いを取り除き、高い信頼を得るかが、他国以上に日本では重要なのです。