先日、新潟県に大雪警報が発令されていた日の朝、新潟の地元新聞である新潟日報から電子版を無料公開するというメールが届きました。

暴風雪などで新聞が配達できなかったり大幅遅延したりする可能性があるので、それに備え、普段は有料版である同社の会員向けニュースサイトを無料公開するというのです。

立派ですね。

そういえば、ある大手新聞社役員の方と随分前に飲みに行った際、「決められた休刊日以外、戦争だろうと地震だろうと必ず毎日発行するのが新聞社の務めだ。」というお話を聞いたのを思い出しました。新聞は社会的な役割が大きく、今日は大雪だから休刊にするなどはありえないのでしょう。まさに「社会の公器」というわけです。

また、特に地方新聞は災害時に正確な地元情報をリアルタイムで報道するという重大な役割も担っています。全国版新聞やテレビではできないことです。ネット版ならその威力を発揮できることでしょう。

他の情報サービスにはない側面を見た気がします。