大企業のホームページはSEO、つまりGoogle対策上有利かと聞かれることが時々あります。

ある意味、大企業であれば有利なことは確かです。特に上場企業であれば役所や証券取引所などの公的、半公的機関のホームページに大抵は掲載されますし、株式に関する情報サイト、ニュースサイト、その無数のウェブサイトに特に頼まなくても掲載されるため、非常に有利になることは間違いありません。

その一方、一般名詞キーワードで検索した場合はどうでしょう?

例えば「携帯電話」と検索してみてください。当然、ドコモ、ソフトバンク、auの御三家が上位3つを占めると思うでしょう。しかし実際はそうでもありません。

「スマートフォン」で検索しても同様です。

これら三社とも1ページ目には出てくるものの、必ずしも上位3位を占めるわけではありません。

さらに次は「自動車」で検索してみてください。これも当然、御三家であるトヨタ、日産、ホンダが上位3つを占めると思いますよね。これも違った結果が出てきます。しかも1ページ目に出てこない大手有名企業もあります。

その理由の1つは、大企業であれば必然的に強いため、それほどSEOには力を入れていないからです。そして有名企業であれば、こうしたキーワードでたどり着くお客さんを取るわけではなく、多くの場合、最初から指名で来る人、つまり会社名で検索する人を取り込むものです。なので、会社名検索で必ず1位に来るようには気をつけていますが、それ以外のキーワードで費用を使ってまでSEO対策をしているわけでは無いのです。

そう考えると、大企業ほど知名度のない中小企業が、これらの会社の真似をしても仕方がありません。やはり知名度の低い会社であれば、会社名以外のキーワードでヒットするようにしっかりとSEO対策を立てる事は不可欠だと思います。