別料金のサービスや商品を何らかの理由でお客様に無償提供した時に、よく使う言葉だと思います。
 
飲食店などで、「ありがたく思ってちょうだい!」と恩着せがましく言ってくることもありますし、「毎回無料じゃないですよ。次回からは正規料金を請求するけど、その時に『前は無料だったのに』とか言わないでね。」という目的なこともあるでしょう。
 
私自身も後者の意味でよく言います。私たちの仕事は世の中でも料金相場がなく、毎回の作業も特に料金が明確に決まっていない、あるいは決めにくい場合が多々あるため、こう言っておかないとエンドレスに無料になってしまうから仕方ないと思うのです。
 
一方ですね…。
これって、言われた方としては、あまり嬉しくないこともあります。
 
人によっては、あるいは場合によっては、「今回無料にしてくれたんだ!嬉しい!」と思ってくれることもあるでしょう。しかし「恩着せがましく言いやがって。」と思われたり、「そんなことわかっている。バカにするな。」と思われる方もいるかも知れません。あるいは、「サービスがいい業者だと思ったのに、違うのか。」と思われる可能性もあります。
 
言い方、言う人の人柄、日ごろの付き合い…などによって受け止め方も違うものです。
 
でもビジネスはビジネス。
必要に合わせて本来有料であることはキッチリと伝えつつも、相手が少しでも快く理解してくださるように十分に考えて言いたいものです。