米国アマゾンが1万8千人の解雇を発表し、大きな話題になりました。ハイテク関係や経済関係のニュースはもちろん、一般ニュースにまで大きく報道されていたので、それだけ注目度は高かったのでしょう。

(WSJ日本語版)
https://jp.wsj.com/articles/amazon-to-lay-off-over-17-000-workers-more-than-first-planned-11672876869?reflink=desktopwebshare_permalink

コロナ禍でネットショッピング需要が急激に高まった時に人を多く採用したものの、(日本や中国など一部を除き)現在は世界的にも通常生活に戻っているため、その反動が大きかったことは想像に難くありません。恐らく売上も大幅に減少することでしょう。しかしこの数年は「コロナ特需」であったことを考えると、むしろ通常に戻っただけという見方もあります。

1万8千人の解雇は大きいですね。組織が巨大なだけあります。日本だと楽天グループの従業員数が2万8千人なので、その半分以上という規模です。スケールの大きさを感じます。

ところでこのニュースを受けて、アマゾンの株価は何と2%急上昇したそうです。大規模な解雇はコスト削減になり利益向上につながるということで、大きなプラス要因になったわけです。いかにも米国らしい判断だと思います。