昨夜バスに乗っていてふと気付いたのですが…車内広告の数が著しく減っているのです。以前は車内の壁にギッシリと並んでいたのに、今はスカスカの感じです。
数を数えてみたら全部で14枚。恐らく枠をすべて使えば30枚くらい掲載できるでしょう。なので、本当にスカスカしているように見えます。
そしてさらに気づいたことに、その大半は、実は自社広告なのです!
「車内マナーのお願い」「観光バスのご案内」「災害時の振替輸送について」などなど。せっかくなのでそれも数えてみたところ、全部で11枚。つまり、スポンサーから広告費をもらって載せているのは3枚しかありません。さすがにこれでは寂しいです。
広告費は企業の景気と直結するので、景気が悪く広告を出さなくなった企業が増えたのが一つの理由ですが、それ以上に、バス広告に効果が無くなってきているのが大きな理由であることは明らかです。
バスに乗っている人を見ると7割はスマホとにらめっこ、1割は読書、1割は睡眠。何もしていないのは残り1割といったところです。この1割の人たちしかターゲットがないわけですね。これでは広告にお金をかけるのは難しいのだと思います。
電車や駅の広告と同じですが、バス広告も時代の変化に合わせて新戦略が求められているのだと思います。