海外のお客様から日本のシニア層をターゲットにしたマーケティングについて相談を受けたので色々と調べてみたところ面白いことがわかりました。

1.シニアの認識差がある
定義的には60か65を過ぎるとシニアですが、日本ではその層の人たちは自分をシニアと思っていない人が半数以上います。その人たちに対して「シニア用の」というアピールをすると失敗します。「アクティブライフを維持する」といった効果などを表現する方法が良いようです。

2.お金に対してシビア
シニア=お金持ちと思って贅沢な高額消費を売ろうとすると失敗します。色々な社会的問題、歴史的な背景などから日本では高齢者ほどお金に対してシビアです。「価格の価値がある。お買い得。」というアピールが正解です。

3.決断に時間がかかる
今の若い層と違い、高齢者層は何事にも慎重です。小さな買い物でも数ヶ月考えることが多々あります。リターゲティンク広告などを効果的に使い、長期的なアピールをするのがよさそうです。

単に「シニア」といっても世界共通ではありません。その国の歴史、文化背景などを理解した上でマーケティング戦略を考えることが大切だと思います。