公務員の完全週休二日制が始まったのは1992年、それから民間企業も徐々に始め、「週休二日♪、しかもフレックス♪」という歌が大ヒットしたのは1993年のことです。今年それから30年経つわけです。
今、日本で完全週休二日制を導入しているのは、48.7%しかないそうです。またフレックス制度は8.2%です(※)。働き方改革が声高に叫ばれ、世の中は週休三日制、フルリモート、残業廃止などに動きつつある一方で、半分以上の会社が完全週休二日になっておらず、しかもフレックスが10%以下というのは、異常なくらい低いと思いませんか?
もちろん完全週休二日もフレックスも賛否両論ありますし、当社も完全週休二日&フレックスにしているものの、時々「今の日本は休み過ぎでは?本当にこれでいいのか?」と疑問に思うこともあります。しかし、どの企業だって、少なくとも検討する余地はあるはずです。また仕事の質を落とさずにこれらを実現すること、それ以前に実現に向けて努力することは大切だと思うのです。
「Work Harder」や「Work Longer」ではなく、「Work Smarter」と誰だったか最近の偉い人が言っていました。
「頑張って働く」「長く働く」ことも否定はしないものの、「賢く働く」に向けて努力することは、今や経営者に課せられた義務だと思います。
(※データはすべて社会保険労務士法人アイプラスのニュースレターから引用)