昨日、孫社長がプレゼンテーションの冒頭で、「この中でチャットGPTを日々使っている人、挙手して」と聞きいたところ、千人以上いると思われる会場の中で手を挙げたのは数十名程度でした。5-7%くらいだと思います。それに対して孫社長は(半分冗談、半分本気で)、「あなたたち、悔い改めてください!!」と大声で叫んだのが印象的でした。

私も実は同感です。

これだけ日々話題になっているチャットGPT、しかも無料で使えるにも関わらず、使っていない人が9割以上なのです。し、しかも、今回はソフトバンクの法人イベントで、参加者の大半はIT関係者ですよ!

さらに!
今回のプレゼンによると米国では既に50%以上の企業が日々の業務でチャットGPTを活用しているのに対し、日本ではなんと72%の企業が反対にチャットGPTを禁止しているのです!

そういえば、携帯電話にしかり、インターネットにしかり。出たときは多くの日本企業で使用を禁止したものでした。今では考えられません。このため、これらの分野で日本は米国から大きく後れを取ってしまったわけです。

ソフトバンクがヤフージャパンを創業しネット事業に本格的に取り組み始めたころ、日本で多くの人から笑らわれたそうです。確かにその頃は、多くの人が「ネットは怪しい」「ネットは危ない」「仕事でつかえない」と言っていました。今のAI、チャットGPTと全く同じですね。

このままでは日本はまたもや他国に大きく遅れてしまいます。もっと危機感を持って積極的に取り入れるべきだと、私も思います。