昨日投稿したタイパ(タイムパフォーマンス・時間に対する効果)の話が好評だったので、もう一つ。今度はタイパによる人事評価の話です。

昭和~平成初期の時代は、毎日遅くまで残業している人が「エライ!」と言われました。加えて土日返上、有給も使わずに働いている人は「さらにエライ!」とされていました。そして残業代、休日出勤手当も請求しないのを当然とする風潮すらありました。

もちろん今では認められません。いや、そんなことをすると会社が訴えられるでしょう。それが有名企業ならマスコミの餌食になりそうです。

そして、今やパソコン、クラウド、ネット、AIの時代です。昭和なら手書きで3日間かかっていた資料作りもパソコンとネットを使えば1日で出来ます。AIを活用すれば、1日どころか10分で出来ます。収益や費用の計算、調査、審査などの仕事も同様です。膨大な書類を電子化してクラウド保存すれば、ファイリングや書類整理、書類探しの仕事も大きく軽減されます。これだけでも膨大な時間節約になるはずです。もちろんそれは費用の大幅削減に直結し、利益向上につながります。

これまでのように長時間働いていた人、毎晩遅くまで残業した人を高評価するような時代ではないのです。会社の中では、これらを率先して実現し、タイパの向上に努めた人、タイパが高い仕事をした人を評価しなくてはなりません。

人事評価制度、昭和時代からいる上司の偏った見方を大きく変える必要がありそうです。