そんな話を読んで、納得しました。ついつい言ってしまいそうな言葉です。
これを言われた部下は、当然、「そうか。遅くまで残っていると部長は喜んでくれるのか。」と思ってしまいます。または、滅多にほめてくれない上司からそう言われると、「遅くまで残ると評価されるのか。」と誤解されてしまいます。実際にそう考えていないにしても、「遅い=高評価」が意識の中に残ってしまいかねません。
そして残業代が法律通りに100%支払われ、しかも本当に「頑張っている」と高評価されるのならまだマシです。でも実際に遅く残っているだけで何の成果も上がらない人を高評価しているような組織は大いに問題でしょう。生産性が著しく低下してしまう原因にもなります。
万一それで残業代が払われていなければ今の時代「ブラック企業」と呼ばれてしまいます。そして実際に評価もされなければ不公平感が出てしまいます。
そもそも、「遅くまで残る=頑張っている」わけでは決してありません。そんなことを評価の基準にすること自体、大きな間違いです。
あらぬ誤解をさけるためにも、問題を事前に防ぐためにも、「遅くまで頑張っているね!」は禁句なのです。