そんなことを最近学びました。
日本語ではビジネス上でも「…と思います。」は頻繁に使います。たとえ100%間違いない事実で自信があっても、きっぱり断言せずに語尾に「と思います」をつけることによってへりくだることができるからでしょう。特に目上の人や取引先の偉い人に何かを言うときに大事ですね。
その英訳は確かに「I think」なのですが、実は日本語の「思います。」よりもさらに不確定な響きがあるそうです。なので、ビジネスとして確実なことを語るときに日本語と同様に「I think」を付けてしまうと聞いた相手は、「え?確実じゃないの?自信はないの?」と取られてしまいます。さらに文頭でなく最後に付けるのは最悪です。せっかくいいことを話したのに、最後に「…, I think.」で締めくくってしまうと、すべてが「?」になってしまいます。
特に会社の役職者、社長などリーダーであるべき人は超注意です。本来、決定権があり断言しなければならない人が「I think」とやってしまうと、「この人、断言できないのか?」「決定権がないのか?」「大丈夫?」と疑われてしまうかも知れません。プロのコンサルや専門家であるべき人も同様です。
英語と日本語は必ずしも対になりません。ビジネス上では特に注意が必要です。