なぜか日本で営業担当者がいてもマーケティング担当者がいない会社が多いようです。数名でやっている中小企業ならともかく、1000人規模の大企業で営業担当者が100人いてもマーケティング担当者がいないことが多いでしょう。せいぜい「広報」という部署があり、プレスリリースや広告作成をやっているくらいです。しかもホームページ制作は、なぜか広報でなくIT部門が担当することもよくあります。(ホームページ制作をITの仕事と考えていること自体、非常に無理があります…。)

欧米の会社と取引をしていると、ある程度の規模の会社なら大抵はマーケティング担当どころか更に細分化され、SEO担当者とかブランディングの担当者、WEB広告の担当者などがいることが多々あります。それだけマーケティングに力をいれているという意味でしょう。

日本では起業すると、まずは不可欠な事務アシスタントを1名雇い、それから営業を雇うというパターンが多いと思います。あとは業種によって製品やサービスのエキスパートを1名雇います。その先、営業が100人に増えてもマーケティング担当者を作らないことは珍しくありません。

マーケティングに力を入れると企業としての営業力が倍増されます。効果的なホームページ、効果的なSEO、効果的なWEB広告を営業1人分の給料で実現すると、営業力が3倍にも4倍にも強化されます。

生産性向上のために、日本の企業はもっとマーケティングのことを真剣に考えるべきだと思うのです。