6年前にサンフランシスコのホテルで初めてこれを見付け、感動しました。その後、日本では私はまだ見たことはないですね。そろそろ日本でも普及しそうな気がするのですが…。

今回はニューヨークで見付けました。

自分の行先をエレベーターに乗ってからではなく乗り場にあるパネルで事前に指定します。するとそのパネルにエレベータ番号が表示されるので、指定されたエレベータに乗ると自分の行く階が既に設定されているのです。

このシステムだと行先によりエレベーターをまとめることができるため、例えば4台あるエレベーターがすべて14階に行くというような非効率なことがなくるわけです。また人を分散できるので、1台のエレベータに人が集中したり、1台は14階しか止まらないのに別の1台は各階を止まって14階まで行くというようなこともなくなります。極めて効率的です。

日本でも高層階行きと低層階行きにわけているところはありますし、楽天の本社ビルは偶数階のみとか奇数階のみとかに指定して、あとその他の人は1階分歩くことにしているそうです。今回見たシステムは、それらの進化版とも言えます。

高層ビルだと朝や夕方、お昼休みなどのラッシュ時に10分以上待つことがザラにあります。会社規模で考えると莫大な無駄が発生しているわけです。

簡単なシステムでその無駄を省くことができるのだから、生産性向上に大きく役立つはずです。是非もっと普及して欲しいものです。