いつから世の中にあるのか定かではありませんが、ネット以前の時代からあることは確かです。主に置時計や掛け時計で、電波を使って時刻を合わせるため、時計が勝手に進んだり遅れたりすることがなく、常に正確な時間が自動表示されているというものです。今では珍しくないものの、出たころは画期的だったと思います。
ところが今はネットの時代。毎日手にしているスマホもパソコンもネットにつながっていてサーバや基地局などから正確な時間を常に拾っているため、特に調整しなくても1分と狂わない正確な時間が常に表示されているわけです。(厳密にはサーバとの通信速度によっては1、2秒程度ズレることがあるそうです。)
一方、電波時計の場合は今の日本の携帯ほどは電波が十分に行き渡っていないのか、時々狂うことがあります。また丈夫なビルの室内や地下だとまったく電波が届かないらしく、時間調整が機能していないことがあります。その点、回線につながれているパソコンなら強いですし、スマホやスマートウォッチなら一歩外に出るだけで電波を拾って時間が修正されるので、ほぼ四六時中狂うことはないでしょう。
ここから更に携帯の電波やWifiが強化されれば、電波時計が今後は減っていくかも知れませんね。