「英会話の習得」と簡単に一言でいいますが、本来はものすごく多種多様なものです。
当たり前ですが、日本語だって立場や状況によって全く異なります。子供とお母さんの会話、高校生の友達同士が話していること、会社の偉い人が取引先の偉い人と話す会話は、異次元なくらいに異なります。これをすべてまとめて日本語会話というと、無理があるでしょう。
英語だって同じです。ビジネスに限定しても、かなり幅があるはずです。建築に関するビジネス英語と食品業者のビジネス英語は違いますし、システムエンジニアと証券ディーラーのビジネス英語はまったく違います。さらにいうと、同じ業界でも立場によって違いますし、分野によって意味が全然違うこともあり得ます。
これをすべて「ビジネス英会話」でまとめることに無理があります。
ある程度は一般的な勉強は不可欠ですが、それを実践で生かすには、必要な分野のビジネス文章を読んだり、色々な動画を見たり、資料などをなるべく英語で読むなどのトレーニングも必須です。幸い今の時代ならネットを通して大半のことは実現できます。さらにChatGPTを英語で使って自分の特定分野についてAI相手にチャットしたり、AIを使った英会話ツールなどで学習するなど、方法は無限にあるでしょう。
今の時代、今の方法を使って目的別の英会話学習をしないと、いつまでたっても使えない英会話に時間と労力を費やすことになりかねません。