昨日はChatGPTで出来ることを思いつくままにズラッと書いてみました。
今回は、実際に私たちがホームページ制作やWEBマーケティングなどの仕事で利用している例を書いてみます。
- ホームページ制作のイラスト、文章作成
- ソースコードの間違い探し
- 作った契約書や見積書のチェック
- 送られてきた契約書で自社にとって不利な点を見つける
ホームページ制作時、掲載する文章をお客様から原稿としてお預かりしてそのまま掲載するという標準的な進め方に加え、頂いた文章を私たちの方で読みやすく書き替えたり、あるいは1から文章作成したりということもやっています。その際、完全に手作業で行うのではなく、ChatGPTである程度まで進めておきます。もちろん、最終的にはスタッフが一文一文確認し、事実かどうかを調べ、必要に応じて校正し、仕上げます。でもその過程で自動化を使うことにより、ぐっと効率がよくなります。
ソースコードもしかり。こちらが希望する内容のコードを0から書いてくれることもできますし、私たちの場合は、書いたコードが間違っていないか、あるいは正しく機能しなかった場合はどこが間違っているかをChatGPTでチェックしています。ソースコードは100行もある中で記号が1つ間違っているだけで全く機能しないこともあるものです。そんな時、人力で間違い探しをすれば1時間もかかるところ、ChatGPTなら30秒以内に間違いを発見してくれるため、大幅な時間節約になります。
契約書や見積書のチェックは、私が特に気に入っている使い方です。まずは自社で作った契約書や見積書などの書類をお客様にお送りする前に行う内容確認です。誤タイプ、計算ミス、日本語のおかしいところを簡単に見つけてくれます。さらに海外のお客様から送られてきた20ページもある英文契約書も、ChatGPTを使えば1分で要約してくれますし、自社にとって不利な点も見つけてくれることができます。実際にやってみたところ、「第3条に書いてあるxxという条項は一方的でです。受ける側にとっては大きく不利になる可能性があります。」みたいな客観的で鋭い指摘がでてきました。もちろん契約書は最終的には自分の目で確認し、大きな契約であれば弁護士などにチェックしてもらいます。その過程も100%人力でやる場合に比べて、ChatGPTを活用することにより、大きく時間節約することができるのです。