なかなか面白い表現ですね。私は使ったことがありませんでしたが、人事や採用、人材紹介などの仕事をしている人にとっては常識的なことなのかも知れません。

メンバーシップ型というのは担当職務を定めず、その会社の社員として採用する方法です。日本で新卒が会社に就職する時は大抵このタイプですね。「総合職」と言われるやつです。私自身も新卒で大企業に就職した時はそうでした。ジェネラリストとして幅広い経験を積める反面、専門性が高いスペシャリストにはなれません。

一方、ジョブ型というのは採用時に担当職務が決まっていて、入社後は余程のことがない限り、その職務のみを行います。欧米では一般的な方法です。当然、その職務に精通したスペシャリスト、またはスペシャリストを目指す人のみが採用されるわけです。先日書いたスキルファーストの話に似ています。極めて専門性が高いのが長所ですが、反面、もしその職務が会社で不要になった時はクビになってしまいます。

ダイブの違いなのでどちらが良い悪いではないものの、これからの時代は専門性が高い人材を育てる意味でもジョブ型の採用がより重要になってくる可能性がありそうです。