確か中学の授業で聞いた話だと思います。

「Hello, how are you?」
「I am fine, thank you.」

という、超定型の会話ですね。(と、言いつつ、実際にこの通りに話している人に会ったことがありませんが…)

で、ここでは回答が「元気だよ。」となっていますが、では具合が悪い時は何と答えるのでしょう?

正解は…「元気だよ。」なのです。

学校で習ったのは、欧米では多少調子が悪くても表に出さずに元気なふりをするものだということでした。今思うに、どこに敵がいるかわからないという、狩猟民族や多民族国家の発想なのでしょう。自分の弱いところを見せないという文化です。英国では外で泥酔すること自体を禁止しているそうですし、米国でも夜の繁華街で千鳥足で歩いている人はいません。電車で寝ている人も稀です。いずれも危険だからです。酔っぱらって夜道を歩いても電車で爆睡しても平気な日本とは対照的です。

治安的な問題でなくても、やはりネガティブな思考、「自分は調子が悪い」「具合が悪い」と思い込んでいるときは、いいことが起こるはずはありませんし、仕事が上手くいくこともないでしょう。すべてが悪い方に向いてしまうものです。

「思考は実現する」という言葉の通りです。ビジネスマンとしては調子が悪くても「絶好調だよ!」と答えられるくらいの強さが不可欠なのだと思います。