なぜか二日連続して普段は自分でやらない仕事をする機会がありました。1つはプログラミング、もう1つは翻訳です。両方とも通常なら社内のスタッフに頼むか、提携先にアウトソーシングするかなのです。でも今回は時間が非常に限られていたのと量的にも少なかったので、自分で片づけることにしたというわけです。
しかし、両方とも一度やりだすと…ドハマリしてしまいますね。完全に没頭してしまいます。食事の時間も帰る時間も忘れて夢中になってしまい、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
翻訳は英語から日本語からのもので、WEB系IT分野の専門用語がたくさん出てきます。自分で訳しながら、「この辺は自分の得意分野だから専門用語を知っている分、翻訳者より強いかも?」なんて思ったり、逆に、「こんなわかりにくい英文を日常的に訳している翻訳者も立派だな。」と思たりしてしまいます。そして完成した文章を読み返し、我ながらきれいな日本語に仕上がったときは楽しいものなのです。しばらく忘れていた、いろいろな景色が見えてきます。
プログラミングもしかり。自分が考えた通りの動きが一発では中々実現できません。原因を追究し、ミスを1つ1つ潰していき、ついにWEB上で狙った通りのことが再現できた時の喜びはひとしおです。
立場も年齢も問わず、夢中になれることは多々あるものです。
私が今さらプロのプログラマーになったり翻訳者になったりすることはありませんが、こうした専門的な仕事の楽しさ、夢中になれるくらいの面白さを若いうちに発見してくれる人が多く出てきてくれると良いと思います。
日本の学校も「広く浅くまんべんなく」だけでなく、何か夢中になれるものを見つけるのを助けるような教育が実現し、ぜひ世界的に通用できるような人材を育成してほしいところです。