せっかくなので、グアムで聞いた話をもう一つ書いておきます。

地元の人から聞いた話では、ここ数年で明らかにグアム駐在米軍の人数が増えてきているそうです。国際情勢の影響はあるものの、沖縄から追い出された影響もありそうだとのことです。

確かに…。考えられる話です。

もしそうだとすると、グアムの経済にとっては明らかにプラスでしょう。観光客が減っている中、軍関係の人が増えているのは地元のに取って大きな救いになるはずです。その反対に、沖縄の経済にとっては打撃ですね。グアムがプラスになった分、沖縄がマイナスになっているわけです。

そういえば…日本のある地域で大手自動車メーカーの工場が地元の反対で撤退を余儀なくされた時も、最終的には地元経済に壊滅的なダメージがあったという話を随分前に読んだ気がします。

原発の話しも然りでしょう。

もちろん基地や原発の問題は経済問題とは違いますし、そんな簡単なものではありません。地元の反対意見も理にかなっていることばかりです。

ただマスコミなどでこれらの話がされる時、事故や犯罪などの話ばかりで出てきて問題視されますが、経済効果まで語られることは稀です。

私たちビジネスマンとしては、事実の一面だけを鵜吞みにせず、あらゆる角度から広く物事を見て総合的に考える習慣が大切だと思います。