十数年も前なら、ホームページの効果を見る代表的な指標は、PV、つまり閲覧数でした。
閲覧数は(ざっくり言うと)各ページを開いた数なので、極端な話、開いて閉じて開いて閉じて…を繰り返すだけで数字が上がっていきます。機械的に操作しこの数字を増やしている人も大勢いました。
それがドンドン技術が進歩し、最近ではエンゲージメントというのが大事な指標の一つになってきました。
エンゲージメントというのはGoogleの定義によると以下の通りです。
a) 1つのページに10秒以上いること
b) 問い合わせや購入等、アクション(正確にはコンバージョンイベント)が起こること
c) 同じサイト内の他のページに推移すること
このいずれか1つがあれば、「エンゲージメント」とみなされます。
エンゲージメントの反対が離脱です。エンゲージメントにならなかった閲覧、つまり、ちらっとだけ見て即ページを閉じてしまったのを離脱としてカウントします。
エンゲージメント率と離脱率は足せば1になります。
Googleはそのページの情報価値が高いとみなす判断の1つにこのエンゲージメントを使っていると言われています。つまり入ってきた人が1秒で離脱してしまうようなページは価値が低く、10秒以上滞在したり、他のページも見たりという場合は、ウェブページとしての価値が高いとみなされるわけです。
このエンゲージメントを高くすること、反対に言えば離脱を少なくすることが、今SEOとして非常に重要だということです。