アメリカのビジネススクールで、先生が生徒たちに「マクドナルドより美味しいハンバーガーを作れる人」と尋ねたところ、半数以上が手を上げました。次に「マクドナルドより大きいハンバーガー屋を作れる人」と聞いたところ、手を挙げた人はいませんでした。
当たりですね。私だって同じです。
たったこれだけの事ですが、ビジネスの全てを表している話だと思うのです。
良い製品が必ず高収益につながる事はありません。また悪い製品だからといって商売が出来ないこともありません。もちろんお客さんを騙すような悪徳商品が成功する事はないものの、決して最高品質が一番売れるわけではありません。
強い経営力、他にないユニークな戦略、他の追随を許さない自社の強み。加えて宣伝力、マーケティング力、営業力。そして強運。それら全てが相互的に作用し、大きな成功が生み出されるわけです。
とても常識的なことですが、何かを見落としている人が意外と多いのも事実です。
素晴らしい製品、世界一の製品を作っただけでは商売になりません。もし、そのレベルのモノがあるのであれば、経営力、販売力などの強化により無限の可能性が広がるということでもあります。
これこそビジネスの面白さだと、私は思います。