大切なお客様とのビデオミーティング直前にZOOMを開くと、デスクトップのカメラもヘッドフォンも接続されていないという冷や汗ものの事態がありました。幸い、10分前に接続チェックしようと思って入った際に気づいたので、即、カバンに入っていたiPadを取り出しそちらに切り替え、大事なミーティングにはギリギリ間に合いましたが。

しかしカメラとヘッドフォンのどちらか一方が不具合なら相手に「ちょっと待って!」を伝えることは可能ですが、両方とも使えないというのは怖いですね…。

その後、デスクトップを直そうと思い、再起動してみたもののダメ。設定画面を確認して「カメラを探す」にしてみたものの、「見つかりません。」で終了。マイクロソフトのトラブルシューティングを使ってみたものの、通り一遍の回答のみで終了。自動診断をしてくれているみたいですが…残念ながら、同じエラーメッセージに行きつくのみで何の役にも立ちませんでした。Windows11のヘルプや公式サイトのサポート画面を見ても「接続を確認してください」「ドライバーをアップデートしてください」など、初心者向けの常識的な回答しか得られませんでした。

そして自分で考え、「ん?カメラとヘッドフォンがいきなり同時にエラーなるというのは、本体ではなくUSBポート(つまり差込口)の仕組みに問題があるかも?」と気づき、(ポート部分のシステムである)全ドライバーをアップデートしてみたものの改善せず。実験に他のUSB機器を別のUSBポートにつないでみたところ、やはり認識してくれなかったので、すべてのUSBに問題があることがわかりました。

そこでGoogle検索してみると…サンワサプライというパソコン関連機器の大手メーカーのサポートサイトで「Windowsの高速スタートアップが原因では?」という情報を見つけ、設定画面から無効にしてみました。また同じ個所にあった「USBのセレクティブサスペンドの設定」と言うのも怪しかったので無効にしてみました。調べてみると、WindowsがUSBを勝手に止めるという、いずれも省エネ機能のようです。

すると!
どちらが効果あったかはわかりませんが、無事、カメラもヘッドフォンも解決しました。

しかし…まあWindowsの開発者が良かれと思ってつけてくれた仕組みだとは思うものの、私としてはかなり迷惑な設定でした。

同じ悩みでこのブログに来てくれた人のために、解決方法を書いておきます。

1.Windowsのスタートボタンから「すべてのアプリ」を選択。

2.Windowsツールを選択。

3.コントロールパネルを選択。

4.ハードウエアとサウンドを選択。

5.電源オプションにある「電源ボタン操作の変更」を選択。

6.「現在利用可能ではない設定を変更します」を選択。

7.「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し、「変更を保存」。

この後、再スタートしてみてください。

それでダメなら、次は「USBのセレクティブサスペンドの設定」です。

1.上記の4「ハードウエアとサウンド」までは同じ。

2.電源オプションにある「電源プランの選択」を選択。

3.「プラン設定の変更」を選択。

4.「詳細な電源設定の変更を選択。

5.「USB設定」の「+」、その下に出てくる「USBのセレクティブサスペンドの設定」の「+」を選択。

6.バッテリー駆動を選択し、プルダウンから「無効」を選択。

7.その下にある電源に接続も、プルダウンから「無効」を選択。

8.最後に「OK」

私は上記2つを同時にやったところ解決しました。

悩んだ方、是非お試しください。

(参考:サンワサプライ「Windows 11/10でUSB機器・Bluetooth機器が認識されない場合 動作が不安定な場合の対処方法)