普段無意識に使っている人も多いと思いますが、Googleの画面にはURLバーと検索窓の二つがあります。この二つは、ほぼ同じ役割を果たす一方で、気を付けなければならないことがあります。

1のURLバーは最上部にあるものです。ここは本来、ウェブサイトの正式なアドレス、つまりURLを入れるところです。例えばamazonなら「https://amazon.co.jp」、当社のホームページなら「https://www.mahanacorp.com」です。ただし、行頭の「https://」や「www」は多くの場合で省略しても自動で追加されるため、単に「amazon.co.jp」や「mahanacorp.com」でも問題なく開くことができます。

2の検索窓は、本来は検索キーワードを入れてGoogle検索するところです。amazonを見たいものの上記のような正式URLが分からないなら、「アマゾン」や「amazon」とキーワードを入れればGoogleが正しいURLを探してくれるというわけです。

しかし間違う人も多いためか、今のシステムは改善されて使いやすくできていて、その二つを特に区別しなくても機能するようになっています。つまり1のURLバーに「アマゾン」とキーワードを入れれば検索してくれますし、2の検索窓に「amazon.co.jp」とURLを入れればちゃんとアマゾンに飛びます。

ところがですね…
大きな落とし穴が一つあるのです。

これはGoogleが検索対象としているホームージの場合のみ有効なのです。Googleに検索されないホームページは検索窓ではなく、URLバーに正式なURLを入れないと出てきません。もちろん検索対象でないのだから、URLバーや検索窓にキーワードを入れても出てきません。

通常の企業ホームページや人気サイト、SNSなどでは問題ないものの、会員限定サイトやテストサイト、公開して間もないホームページなど、そもそも検索でヒットしないもの、一般公開されていないもの、検索されないようにブロックしてあるものなどは要注意です。間違って検索窓にURLを入れても検索されないために何も出てこないばかりかエラーになってしまいます。

便利なツールなので普段は無意識に使っていますが、上記のようなヒットしないホームページを見る際には注意が必要です。