もちろんビジネスであれば、100社中100社、100人中100人が結果主義です。そんな事は当たり前です。学生ではあるまいし、努力するだけでは意義がありません。結果が出なければ会社は潰れ、社員は路頭に迷います。

しかし…。

日本ではあまり「私は結果主義です。」って言う人はいない気がします。当たり前なので言わないのかも知れませんが。

海外のお客様とやり取りしてると、よく、「当社はresult orientedです。」と言ってくる人がいます。わざわざ言われなくてもいいと思うのですが、1つの決まり文句みたいな感じです。さらに海外企業の場合、こちらの提案に対して、「それを実行するとどのぐらいの数字が成果として見込めるのか?具体的な数字を教えて欲しい。」と言われることが多くあります。これは日本では少ないような気がします。

「結果主義です。」と当然のことをわざわざ商談で強調し、さらに具体的な数字まで定めようとするのは本来ビジネスとしては正しいのでしょう。一方、それをあえて口に出して言わないのは、日本的な美徳がなすことなのかもしれません、

海外との商談に際しては、当たり前の結果主義を理解しておかないと、どこかで誤解が生じる可能性があります。