そんな面白い調査結果を読みました(*)。

今の時代、新しいタイプの職場では常に音楽がかかっているところがありますし、一部の会社や職種では、自分でヘッドホンを使って音楽を聴きながら仕事をすることが許されています。

人によっては、音楽を聴きながらの方が効率よく仕事ができることもあるのでしょう。仕事がはかどるのであれば、生産性向上の意味でも認められてしかるべきことです。

私の会社も原則自由ですが、やはりお互いに声をかけ合うこともあるので、音楽を聴きながらでも片耳を空けておくか、あるいはボリュームを絞って外の声も聞こえるようにすることを義務付けています。

この記事によると、確かに一定の効果は認められるようです。特に最初の数十分程度であれば音楽を聴いた方が仕事に取り組みやすく集中できることがわかっています。しかし一定の時間を経過すると、音楽を聴きながら仕事を行う人の生産性が大きく下がることもわかっています。つまり、出だしのエンジンをかけスタートする部分では効果的だけど、その後持続するためには音楽を切る方が効果的という結論でしょう。

私自身の経験もまったく同じです。気が乗らない時など最初は音楽をかけスタートすることがあるものの、やはり10分も経過すると集中力がなくなってしまい、音楽を切ることが多いのです。

もちろん人によって様々だとは思いますが、自分のペース、経験則に合わせて音楽を効率的に使うのが良さそうです。

(*Harvard Business Review Nov-Dec 2025)