米国では来年度の新卒採用を大幅に減らすと言っている企業が増えているそうです。今の景気自体がそれほど悪いと言うわけではないので、色々な意味での先行き不透明感が強いのでしょう。特に現政権に変わってからは、経済環境の予測がまったく立たない状態なのだと思います。

そして、それに加えて最も大きな要因は、AIの台頭です。

AIによって、既に多くの仕事が置き換えられているのは承知の通りですが、単純労働や初歩的な仕事ほど、AIにとって変わられている率が高いので、つまり新卒者や若手の仕事が減っていると言う事は想像に硬くありません。企業は、それに変わって、経験者や熟練者などの採用を増やし、AIにできないことをやらせる方針のようです。

まだまだAIの普及が遅れている日本ではそれを理由に新卒採用を減らす企業も稀ですが、数年後には米国と同じくAIにより多くの企業が新卒採用が減っていくことが予想されます。

いかにAI時代にマッチした人間ならではの力をつけていくかが、これから最も大切な課題なのです。