これまでオンライン開催または中止になっていた色々なイベントやセミナーが徐々に復活し、リアルで開催するようになってきています。その一方で、まだリアルのイベントに参加することに抵抗がある人やオンラインに慣れてしまった人も参加しやすいようにと、一部のイベントではリアル+オンライン開催というハイブリッド方式で開催することもあるようです。
しかしですね…。
今日お話ししたあるイベントの主催者によると、ハイブリッドはコストが掛かり過ぎて失敗することも多いそうです。
確かに、両方やったからといって労力や費用が半分ずつになるわけではなく、それぞれに100%ずつの労力と費用が発生します。ところが、参加者としてはリアルでやっているのなら、日程が合う限りリアルで参加します。もし日程が合わないのならオンライン参加ではなく、参加自体を見送るはずです。そうなると、オンライン参加する人は、リアル参加に抵抗がある人など、ごく少数になってしまいます。これではオンラインにコストをかける意味がありません。
ハイブリッド開催で選択肢を用意するのはいいものの、果たしてどのくらいのニーズがあるのか、大きなコストをかける前にある程度は事前調査をやった方がよさそうです。