一概にはいえまえんが、日本では自分のアイデンティティを強く持ち、強く主張する人が少ないような気がします。

端的な例はFacebookの自己紹介。堂々と自分の顔写真を掲載し、堂々と自分のキャリアや趣味などを公開している人は少数派です。多くの人が顔を隠したり、ひどい場合はペットの写真を出しています。元々Facebookはその名の通り、自分の顔写真を出して自己アピールするためのシステムですし、米国では大半の人がハッキリと顔を出し、自己アピールをしています。LinkedIn、その他のSNSでも同様です。日本では「狙われたりすると怖い」という人もいますが、日本よりはるかに犯罪率が高い米国でやっているだから、矛盾しています。

会社のホームページにある役員紹介もSNSに近いものがあります。欧米では社長、役員はプロが撮った素晴らしい写真を堂々と出しているのに、日本では何年も前に自撮りしたような写真を出している人が沢山いいます。いや写真があればいい方で、社長なのに顔写真すら出していないところも多々あります。

何かの会合などで自己紹介をするときも同様です。日本では単に勤務先名を話すだけの人が多くいます。米国だとユーモアを交えて実に上手に自分をアピールする人が沢山います。

就活の履歴書や職務経歴書にしかりです。自分がこれまでやってきたことをアピールするチャンスなのに、学歴と職場名以外、何も書いていない人が多いようです。

国際化の時代、多様化の時代、これまでになかった自己アピールの能力が必要になってくると思います。