何年か前に米国の同業者と話していて何となくかみ合わず、ふと、何かが違うと気づきました。
実は私たちが日本でいうPCと、米国の(特にネット系の人たちがいう)PCは定義が違うのです。
PCはもちろんPersonal Computerの略です。なので専門家が業務で使う大型のコンピュータやサーバではなく、1人1人が使うコンピュータというのが元の意味です。その中には主にノートパソコン、デスクトップパソコンがあり、それぞれにWindowsとMACがあります。そのいずれも日本ではPCと呼んでいます。
ところが米国に行くと、PCというのはWindowsのパソコンのみなのです。MACはMACと呼び、PCではないのです!なので、「私はPCだけど、彼はMACを使っているのよ。」というような言い方が出てきます。これ日本的に考えたら意味不明ですよね。でも、つまり日本式に言い換えると「私はWindowsパソコン、彼はMACパソコン」ということです。
そもそもPCという言葉自体は米国発であり、元々は日本と同じ意味だったはずです。ところが初期の頃に「MACはWindowsとは違うんだ!」というような売り方をしたために、いつの間にかPCではなくなってしまったのかも知れません。
いずれにせよ、米国の人と話す時は理解していないと話がズレるので要注意です。