昨日、無駄な報告の話を読み返して思い出しました。

私が新人で大企業に勤めていた時はメールではなくファックスが中心でした。で、そのファックスを送るの必ずカバーレター(表紙)を付けるのですが、その表紙の文章は相手に送る前に必ず上司のチェックが必要でした。お客様相手の時はもちろん、社内の別部門に出すときも同じでした。

そして…私がダメだったためもありますが、一発で通ることはまずなく、常に添削されて返され、修正し、承認をもらってから送信したものでした。

もちろんファックスだけでありません。すべての書類で同じです。

このおかげでビジネス文章力が付いたと今は感謝していますし、今の仕事でも役に立っているとは思う一方で、本当にそこまで時間をかけてやる必要があったかは疑問です。一回ならともかく、すべてにおいてこの方法で仕事をやっていると非常に非効率で時間がかかることは間違いありません。

今でも同じことをやっているかは知りませんが、そろそろ根本的な日本のビジネス文化を変えて生産性を挙げなくては他国に後れをとる一方です。