明けましておめでとうございます。

昨日書いたことに続きますが、多くの人が2024年は日本にとって厳しい年になることを予想しています。私も同感です。

昨年日本はGDPにおいてドイツに抜かれ世界第4位に転落しました。今年~来年はさらにインドにも抜かれて第5位に抜かれることが予測されています。そしてこのままいけば、2075年にはナイジェリアやパキスタン、エジプト、メキシコなどにも抜かれ、10位以下に転落すると言われています。(Goldman Sachs予想)

一人当たりのGDPは2000年と比べ米国が2.2倍、カナダとドイツが2.1倍に成長しているのに対し、日本は0.9倍、つまり10%のマイナス成長です。

また昨年12月、日本の生産性はOECD加盟38カ国中30であることが発表されました。

統計を分析したり専門家の話を聞かなくても、その兆候は誰もが気づいているはずです。相変わらず決まった答えを丸暗記させる教育、長時間労働を美徳とする職場、DXやペーパレス化をうたっていながら紙の資料と押印を要求する役所、その場しのぎの各種政策など、いまだ改善の兆しを見せません。

このままでは発展途上国に没落してしまいます。

私たちは危機的な状況にあることを認識した上で、自分たちに何ができるか、その中で生き残るためにはどんな対策が必要かを一人一人がよく考えて行動をとることが不可欠だと思います。