豊かな老後を送るための三大要素だそうです。
年末年始に読んだ大前研一さんの新著「日本の論点2023-24」に書いてあった話ですが、とても共感できる内容です。(もちろんお金が一番重要でしょう。でもそれは置いておきます。)
体力が必要なのは言うまでもありませんね。
友達は、意外と難しいかも知れません。日本で大企業に勤めていている人にありがちな、平日は朝から晩まで仕事、土日は家でのんびりという典型的なサラリーマン生活では、会社外に友達を作ることは極めて難しいはずです。結局、退職しても元の会社の人と付き合うことになります。会社によっては趣味のクラブ活動やOB会が盛んなところもあり、もちろんそういのがあれば良いでしょう。しかしもし仕事の付き合いのみしかなければ、退職した後に続かない可能性もあります。
そしてスキル。退職して時間が出来てから何かを始めようという人が多いものの、これも難しいことがあります。60過ぎて新しいスポーツを0から始めたり、英会話、楽器、料理など新しく習い始めたりする人は本当に立派だと私は思います。しかし、実際問題としていずれも長続きしない人が多いようです。やはり習熟には非常に時間がかかりますし、元々身に付いていなかったことを始めて熱中するほど好きになることは容易ではないはずです。
定年退職してからでは遅いかも知れません。サラリーマンとして忙しいながらも、時間をうまく捻出して、40-50代のうちに三大要素を整えておくことが大切なのだと思います。