同業者であるホームページ制作会社や広告会社の担当者で、時々、お客様の成功を自分たちのおかげであるかのように錯覚している人がいます。

「あの会社が大きくなったのはウチが作ったホームページのおかげだ。」
「あの会社が大手の取引を取れたのは広告のおかげだ」

こんな感じで自慢するのです。

まあ、気持ちとしてはわかりますし、確かにそう思ってしまうのは仕方ないことです。

しかし違いますよね。お客様が成功されたのは100%お客様の力です。制作会社、広告会社はそのお手伝いをしたにすぎません。

お客様が電話で大口取引を取ったからと言って、電話会社がエライわけではありませんね。お客様が名刺で集客できたからと言って、印刷会社がエライわけでもありません。

制作会社、広告会社もしかりです。ITツール、コンサルティング、弁護士や税理士だったしかりです。あくまでお客様を陰からサポートするべきであり、黒子に徹するべきなのです。

成功するハリウッドスターやロックスターだって、事務所があり、プロデューサーやマネージャ、監督、バックバンド…その他、膨大なサポートがあって成功しているのですが、裏方であるその人たちが前にでてきて、「彼の成功は私のおかげだ」と言ってはいけないのと同じです。

おこがましくならないよう、プロとして気持ちを抑えることも大事だと思います。