少子高齢化が進み日本ではますますシニア層の取り込みが重要となってくるのは、今やマーケティングの常識です。60代だけみても1,690万人(厚生労働省統計より)もいます。退職していれば時間はタップリあるはずです。退職金や前の世代からの相続などてお金も沢山あります。マーケットとしては最強です。

日本だけでなく海外の業者も日本のシニア層を狙ったビジネスに力を入れています。

しかしですね…。どの業者も意外と苦戦しているようです。

なぜでしょう?

確かに、私自身、東京の街を毎日歩いていてもそれほど多くはシニア層の人をみかけません。デパートやレストランでも40代、50代が中心です。

週末もしかり。今や観光地はどこもインバウンド観光客こそ多くいますが、日本のシニア層はわずかです。

シニアのみなさんはどこへ消えたのでしょう?将来の不安が大きく60歳、65歳を過ぎても再雇用などで働いているのか、あるいは貯めたお金を使わないように家でじっとしているのか…。

シニア層を取り込むには、時間、お金以外の要因が多いように見えます。これらの層を狙ってビジネスをするのは、予想以上に困難なかも知れません。