今回の東京都知事選挙に56人もの候補者が出ていることが話題になっていますね。どう考えても主力の二名以外が当選することはないというのに、立候補するための供託金を300万円払って出馬しているのは宣伝のためだろうとか言われています。

確かにその通りでしょう。
政治のことはともかく、ビジネスマンとして私が見ても勝つ確率が0に近い勝負であり、そのために300万円投資しているというより、会社や政党などの広告費用とみる方が妥当です。それにより無料で各メディアに取り上げられるのだから、コスパ抜群といえます。

それからWEBマーケティングの観点から見ると、SEO対策としても期待できます。WEB上の各メディアに取り上げられると、候補者のホームページへリンクが張られますし、気になった人がネットでも検索するでしょう。その候補者の会社名や所属団体がネットに出ていれば、興味を持って検索する人も沢山います。そしてまったく知らない赤の他人がブログに書いてくれたりします。さらにマスコミで何かの記事にも取り上げられ、関連ホームぺージのURLが載せされます。すると莫大な拡散効果があります。マーケティングとしても、SEOとしても非常に有効です。通常の広告会社に依頼すると数千万円くらいかかるレベルのマーケティングかも知れません。

今回の候補者たちがそこまで考えているかは別として、わずか300万円でWEBマーケティング上の莫大な効果があることは間違いなさそうです。