随分前に一度、二度は書いていると思います。確かな統計は知りませんが、ネット上にある広告をクリックする率は全体として低下する傾向があると言われています。メルマガの開封率と同じです。
20年前ならまだネットを使い始めたばかりの人も多く、Googleなどの検索結果で一番上に表示されている広告を特に気にもせずにクリックする人も多かったはずです。しかし多くの人が頻繁にネットを使うようになり、一番上に出ているのは広告だと認識するようになってからは、広告ではなくその下にある自然検索で上位に表示されているものをクリックするようになっているというわけです。
FacebookなどのSNSに一般投稿と同時に出てくる広告、ニュースサイトやブログなどで自動表示されている広告もしかり。かつてほどは多くの人がクリックしないようになってきています。
また同じ時代であれば、普段ネットをよく使っている人の方が広告はクリックしない傾向にあります。反対にあまり普段パソコンやスマホを使わない人の方が、色々な広告を意識せずにクリックすることが多いようです。
ここから考えると、完全にプロ向けのサービスやB2B専門の高度なサービスは、個人消費者向けの大衆的な商品やサービスほどは広告効果が高くないという面がありそうです。
もちろん、クリック率が相対的に低いと言えども0ではなく、数パーセント、いや広告によっては20%、30%ということもあるので、やはり工夫された効果的な広告は良い結果が期待されるものです。