これは常に難しい問題だと思います。
セキュリティーを強化すればするほど利便性は損なわれます。もちろん個人のアカウント設定やパソコン、アプリの設定次第ですが、例えばネットバンキングで多くの場合、アクセスしたときに必ずログインを要求されるようになっています。ログインしたままになっているということは、まずないですね。これはネットバンキングではセキュリティーが非常に重要だからです。
一方Facebookの場合はどうでしょう。おそらく多くの人がログインをしたままになっていて、Facebookを開くと既にログインされているのではないでしょうか。これは、FacebookなどSNSの場合はネットバンキングほどセキュリティーが重要だからではないから可能なのです。
ネットショッピングはその中間。Amazonなども常時ログインしたままになっているかと思います。
その他のネットサービスアプリの場合はどうでしょう?
どう考えてもネットバンキングほどセキュリティーが大切とは思えないのに、都度ユーザに厳しくログインを要求するサービスがあります。利便性を損ねてもセキュリティを強化する必要が本当にあるのか疑問です。
その反対に、本来セキュリティーを強化するべきなのに、あまりにも簡単にログインできてしまう、あるいは常にログインしっぱなしというところもあります。
セキュリティーと利便性のジレンマ、双方のバランスをどう取るかが課題なのです。