そんな記事を読みました*。
ドイツでの調査らしいですが、スマホ経由で投稿された口コミは、パソコン経由で投稿された口コミと比べて文章が短く説得力が弱いそうです。
これはなんとなくわかるような気がします。いくらスマホが便利になり、多くの人が慣れてきたといえども、やはりスマホで書く文章はパソコンで書くものと比べると短くなりがちです。特に英語などアルファベットを使う場合は、スマホ上の小さな横長キーボードで打つ人が多いため、パソコンよりもどうしても打ちにくく、文字数も少なくなるのでしょう。
日本語の場合は便利なフリック入力を使い、上手な人ならパソコンと同じ位のスピードで打つことができます。しかし、やはり多くの人はパソコンで打つ方が早く、書く文章が長くて充実したものになるのは確かでしょう。
ただし、現実問題として今の時代、特にB2Cでは8割、9割の人がスマホを使ってネット上でものを探し申し込み、購入しています。その人たちが、わざわざ口コミを書くためにパソコンを使う事はありません。
したがって売る側は、お客様をパソコンに誘導したり、無理にパソコンで書いてもらうことは目指さず、いかにスマホで口コミを書きやすくするか、スマホでも充実した口コミを書いてもらえるようにするかを考え、その戦略を立てることが大切なのかも知れません。
(*Harvard Business Review Mar-Apr 2025)